フーミンママのため息　２

「 人間は、考える葦である」と言ったのは、
哲学者パスカルの言葉だそうだ



私が最近、心の隅でずっと引っかかっていたことがある


私という人間は、他人に嫌われるタイプかもと、いつも考えてしまう


小さい時は、他人から頼まれ事があると、断る事も出来ないような子供だった


自我が出てきた頃には、クラスメートの友達がいたが、今、幼なじみとして、付き合いがあるのは１人だけだ


自分で、他人と距離を置いてしまう事もある



他人だった連れ合いと、30年前に出会い、結婚したのは28年前だった


でも、その連れ合いさえも、私の側にはいない


私の側にいてくれるのは、血を分けた身内だけ


私という人間が、少しも成長してないのもあるかもしれない



昔の事にこだわり過ぎるのが、いけないのかもしれない



物事をサラッと流していけるような性格なら、友達も多いのだろうけど





昨日の昼の仕事を終えて、帰ってきたら、寒気がするので、毛布二枚をかぶって、横になっていた



去年の今頃の私のブログを読んでいた



去年の今頃、仲良くしていたブロガーさんが、２人もブログをやめてしまった


何回か、顔を合わせて、食事やお喋りを重ねる機会があったけど、ブログを通しての繋がりはなくなってしまった



一年は、あっという間の出来事である



私の周りにいる人達は、結婚をしたり、出産を心待ちにしたり、転職したりと、人生の岐路に立って、また新しい道を切り開いている




また会社を退職したり、病気をしたり、引っ越したりして、今までにない経験をして、自分なりに努力を重ねている人もいる



今の私は、さして毎日、変わった事はない



ブロガーさんがブログを閉鎖した事に対して、一抹の寂しさを感じているぐらいである




連休までは、何かとバタバタとする事はあったが、それは人生を歩んでいく上で、子供を持った親として、誰もが経験する事である



誰もが経験してきたんだから、私も乗り越えていかなくてはいけないのだ



今までは、つらい事は山ほどあったけど、少しずつ楽しい事、嬉しい事が増えてきて、幸せに思える




人間は、宇宙から見れば、葦のようにひ弱な存在であるけど、考える事の出来る葦である




私も、ちっぽけなほんの雑草みたいな存在だけど、考える事によって、少しは前進していきたいと思う




同じ部屋に眠る、娘と二匹の猫の寝息を聴いていると、涙が零れてくる



こんな穏やかな時間を過ごせるとは、幸せな事なのだ



私は、先程まで、頭痛と首の痛みがあったのが、ブログを書いていると、不思議に消えてしまっているのに気づいた



ブログをする、続けるのも個人の自由だし、やめるのも自由だ



人それぞれの悩みは、本人でないと、全部までは計り知れない



私では、他人を救える事は出来ないかもしれない


でも、私みたいなちっぽけな人間でも、なんとか生きているんやと、知って欲しい




悲しい話を聴いてしまい、人の命の儚さを知り、虚しさも感じてしまったからだ



ブログだけが生きる糧ではないけれど、生きる勇気を与えてくれる事もあるからだ



仕事もなく、愛する人とも別れ、未来への夢を持つ事を諦めてしまい、生きる事をやめてしまった人がいるのだ



私も一時期、似たような状況ではあったけど、こうやって生きているんやから



また色々考えてしまったけれど、人間なんや仕方ない




人間は、考える葦なんやから