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Posted by 滋賀咲くブログ at

2009年09月16日

あぁ、モンテンルパの夜は更けて

私がこの歌を聴いたのは、多分両親がTVで懐メロ歌番組で見ていたのを、たまたま聴いたぐらいやと思います


今は故人の渡辺はま子さんの代表曲で、蘇州夜曲の曲は店でもかかっているので、なんとなく唄えます


何故、私が渡辺はま子さんの歌に興味を持ったかというと、先週、渡辺はま子さんや、あぁ、モンテンルパの・・ この歌の影に、いくつものドラマがあるというのを、ドラマを見たからです


インターネットで色々調べると、渡辺はま子さんに関する本も出版されているし、二年前の夏には舞台化もされていたそうです



渡辺はま子さんは、戦中に従軍歌手を務めていて、色々戦地で体験されてきました


しかし、戦後七年過ぎても、元日本兵108人が死刑囚として、モンテンルパ刑務所に収監されていました


人によっては、二度も戦地に赴き、無事生還されて日本で生活されていたのにも関わらず、また死刑囚としてモンテンルパに呼び寄せられて、死刑を執行された人もいた



いつ死刑執行されるかもわからない不安な日々を過ごしつつ、元日本兵が作詞作曲されたのが、
あぁ、モンテンルパの夜は更けての曲なのです


渡辺はま子さんは、従軍歌手をしていたという過去は、戦犯と同じだという思いを抱き、しょく罪意識を背負い、死刑囚の解放の為に奔放されたのである


戦後、国交のないフィリピンのモンテンルパまで赴き、日本兵が作詞作曲された歌を歌っているテープが未だに大切に保管されているそうだ


ドラマの中では、渡辺はま子さんの役を演じた薬師丸ひろ子さんが綺麗な歌声で歌っていた


渡辺はま子さんだけが元日本兵解放に動いたのではなく、復員局の職員の方は解放に奔放し、教誨師である住職の方が現地で元日本兵と共に数年間過ごされている


日本であぁ、モンテンルパの・・曲が流行り、日本兵解放の動きが起こり、直接フィリピン大統領に日本兵解放の直訴をされたのは、教誨師の住職の方である



詳しい内容は、本になっているので、興味をもたれた方は調べてみて下さい


たった一曲の歌によって、何年も抑留されていた日本兵が解放されるなんて、このドラマを見るまでは、全然知らなかった

最初から最後までドラマを見ていて、泣き通しの私でした



私も、カラオケで歌ったたり、家でCDを聴いたり、歌ったたりするのが好きな人間です



人間の心の叫びを歌に託すと、それを聴いた人達も感動するし、一国の大統領の気持ちさえも動かしてしまう事に感銘を受けてしまいました



私も何らかの形で、音楽に携わっていけたらいいのになと考えたのでした  


Posted by フーミンママ at 21:17Comments(4)