竹久夢二展
今日は、朝一番に、念願の佐川美術館に行って来ました。
私は、守山の佐川美術館には初めて行きました。
入口を入ると、浅い池が一面にあり、昔、中国に旅行に行った時も、こんな風景を見たような気がしました。
まず中に入ると、平山郁夫画伯の追悼展が開催されていました
幾つものスケッチ画がありましたが、大きなキャンバスに描かれた油絵には圧倒される雰囲気、迫力がありました
竹久夢二展は、竹久夢二さんが欧米滞在中に描いたスケッチを中心に、油彩、素描作品をまとめて紹介されてありました
夢二さんが描く女性画は、私でも知っているぐらいの有名画であり、独自の画風で一世を風靡しており、挿絵や装幀、浴衣や日用雑貨のデザインを手がけるグラフィックデザイナーの先駆けとなっていたのでした。
海外旅行に行って、描いていた作風と、その後の絵の作風は全然違うように見受けられました
描いていたモデルさんと浮き名を流したり、結婚、離婚を繰り返したりしたのが、なんとなく年表を見なくても、竹久夢二さんの人柄が偲ばれます(笑)
私が作品の中で、気に入ったのは、屏風に描かれた
さだめなく という作品でした
男女の後ろ姿が描かれていて、こんな詩も書いてありました
さだめなく
鳥ゆくらむ
青山の
青のさびしさ
かきりなければ
竹久夢二さんの心情が、ここに表されているような気がしました
あと、玉○浩二氏にも似たような方だとお見受けいたしました(笑)
でも、昭和初期にこんなモダンな作風の絵を描くような男性を、女性がほっとくわけないですよね
でも、私がイメージしていた方とは、少し違っておりました(笑)
今日は団体バスで見に来られる方々が多くて、朝一番に行っただけの値打ちがありました
ちょっと大正ロマンに触れたような気がした、1日でありました