先行きの事
あと22年、年を重ねると、
私も70才になる
私の母と同じ年になる
果たして、
私はそこまで長生きしてる価値があるんだろうか
母は定年まで仕事を続けてきた
27年前に祖母が倒れた時、左半身が不自由になると医師から話を聴いた
母は仕事を辞めて、
祖母の世話をしようと決心したらしい
祖母は一週間意識が戻らぬまま、亡くなってしまった
だから、母は60才まで仕事を続ける事が出来た
父と妹の三人家族から、妹が結婚して家族が増えて、今は六人家族
私は子供三人と共に暮らす生活である
いつか子供達も独立していくだろう
その時は、私独りになってしまうな
お一人様の暮らしになれていないといけないな
今朝の芸能ニュースを見ていたら、
俳優の長門・南田夫妻の事を伝えていた
奥さんが痴呆症にかかっていたのは知っていたが、意識が朦朧としてたので緊急入院したらしい
ご主人も俳優だし、
舞台の仕事も続行中ながら、奥さんの世話もしている
私の記憶の中では、
2人でミュージックフェアの司会を長年やっておられたのが思い出深い
ご主人がやんちゃをしておられても別れる事もなく、お子さんがいなくても、2人の生活も堪能されていたのに
どちらが先に逝くとか、長患いするとか、
痴呆症になるとかは
誰も先行きの事は分かりはしない
ただ長い人生を伴侶として、共に生きてきて、最期まで同じ時間を共有してくれる相手がいるだけでも、
心癒されるはずだ
たとえ惚けてしまっても、
誰か判断つかなくても、いつも同じ顔の人が
そばにいるぐらい分かるだろう
それだけでも安心して眠る事が出来るはず
今は家族がいて、
当たり前のように生活している私
家に帰ると安心してか、いくらでも眠れる
いつか独りになったら、寂しくて眠る事も出来なくなってしまうかも
お母さん猫にあと20年長生きして貰うのも無理な話かな
だったら、
いつ逝ってしまうのもいいかもね
今だったら、子供達もいることだし
祖母みたいな逝き方をすれば、
あまり迷惑をかけずに済むしな
ただ私が最期に入る場所さえもない
チビ猫みたいに裏庭に埋めるわけにもいかないしな
簡単に逝く事を考えても、簡単に済むようにはならないんやろか
普通なら、伴侶と共に先行きの話をすることなんやけどな
私にはその話し相手がいないから、自分で決めるしかない
20年後まで考えていると、今日の仕事に行く気になれなくなるから
今は、これ以上考えないようにするしかないな